- 競艇はエンジンが命。上手くてもエンジンがダメなら負ける。
- 逆にエンジンが良ければ、強い人に勝てる事も。
- ただ初日にエンジンを見極めるのは難しいし、気温・湿気など気候によって変われば、出足・回り足・伸びなどのタイプも違う。
- また、エンジン勝率が参考になるが信じて良い訳でもない。選手が変われば出なくなる事もある。
- 一番良いのは、レースを見て判断するのが一番わかりやすい。
予想の流れ
まずは予想に入る前にエンジンの調子を大まかに把握しよう。
予想は進入から。
- 競艇は、船で3周回って順位を競うが、コーナーは当然内側が強い。
- レースのスタートは、コース取りと言ってスタートライン[空中線]の後ろに待機するのだが内側より並んでいく。
- レース毎に枠が選手に与えられ、コースも枠の順番に取り易くなっている。
- しかし、ピット[船を泊めている所]から勢いよく出て内側をとる事もあるし、助走距離を捨てて内側をとりに行く事も[前ヅケ]。
- 進入の並びで1マークの状況が変わるので、しっかり読む事が大切だ。
- 選手によってタイプがあり、深くなっても[スタートラインに近づく事]内をとりに行く選手やあまり内に拘らない選手もいる。
展開に直結、スタート隊形を予想。
- 進入が読めたら次はスタート。
- 競艇はスタートが大事だ。スタートが遅いと船の前に引き波[船の通った後の波]ができ、スピードがでない。
- 競艇は如何に他の艇を波にはめるかと言ってもいいかもしれない。
- なので、スタートが早いというだけでかなり有利となる。
- また、スタートは助走が大事だ。レバー[アクセル]を握っても直ぐにトップスピードにはならない。
- 助走をとり、スタートを決めれば有利となる。
- だから、進入が外側の選手は助走をいっぱいとるのだ。
- しかし、助走をとってもスタートがとどかないと意味がない。
- それらを踏まえ、スタート隊形を予想するが、節間[1大会を一節と言う]の平均スタートタイミングやスタート発進順は大いに参考になる。
- そのデータを見ながら、レース前のスタート展示と見比べてスタート隊形を予測する。
- 慣れてくるとこの時に行き足や伸びを見る事も出来る。
次は、一番面白い。1マークの展開予想。
- スタート隊形が予想できたら、その選手のエンジン評価を踏まえ1マーク[第1コーナー]の展開[状況]を考えよう。
- スタート隊形によるが、基本的に内側の動きで外の動きが決まって来る。
- 内側の艇を引き波にはめるなら、その前を通らないといけないが、エンジン差・スタート差・技量差が必要である。
- しかし、そんなに差もなく、また前を通ろうとした場合に船を当てられはじき出される可能性がある場合は、内側の艇が言った後に差し込む場合もある。
- これらを踏まえ、さらに選手がどちらを好きなタイプか考慮し、動きを考えていく。
- スタートの早い選手がいる場合はその選手中心に考えて行く事もある。
- よって、1マークの展開予想は、進入・スタート・エンジン・選手の特徴が最低でもわかる必要がある。
- それらの一つでも読み間違えると全く違う展開にもなる。
- もっと言うと選手もいつも状態が良い訳ではない。無理をしないレースもあれば、勝負掛け[準優勝戦に出る為必要な得点をとる為の勝負レース]で一発勝負に出る事もある。
- そう言った選手の心情を踏まえて予想する事も面白さの一つだ。
- そして、慣れてくると大まかな展開予想をした後で節間の展示タイム・回り足タイム等のデータを読み、差す艇は回り足・出足関係が良いか確認し、捲る艇は伸び足が良いか確認する。
- 更に、それらを踏まえ展示展示航走を見て差しの艇はかかっている[旋回半径が狭い]かスムーズに回っているか回った後押しているか等を見て裏付けをとる。
終わりじゃない。バックストレッチ・2マークの状況。
- 結構、展開予想で終わる人が多いがまだ気をつけないといけない。
- ひと昔まえなら、競艇は1マークで決まると言われていたが、今では道中でも順位が入れ替わる。特に2,3着は混戦になる事がしばしば。
- 1マークを回った後の隊形も重要でそれプラス、出足・伸び等と2マークでの内外の関係で順位が変わって来る。
- 選手によってはスタートが遅いが、ターンスピードと旋回テクニックで上位に食い込んでくる選手がいる。
- 1マークで決着がつく場合は、エンジン不利やスタートで決まる事もあるが、2.3着争いは特にエンジン差とテクニック差が大きい。
- 1着は、1マークを抜けてしまえば引き波の無い所を絶えず回れるので逃げ切れるが、2,3着は引き波の掛け合いになるのでどうしても機力・テクニックが必要となる。